おすすめのスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン、GLIDIC Sound Air SPT-7000

普段から愛用していた「ENACFIRE」製の完全ワイヤレスイヤホン「E18 PLUS」の片側を紛失してしまったことをキッカケに出会った、「GLIDIC」製の「Sound Air SPT-7000」を紹介します。最近はカナル型のイヤホンが主流で、インナーイヤー型のイヤホンは長らく使用していなかったのですが、この商品は「音質」「接続性」「装着感」の面の全てで非常に優れているという印象を受けました。

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この記事は、以下のような方にご覧いただき、商品購入の参考にしていただければと思います。

  • フィットネスジムやランニングで使用できるスポーツ向けの完全ワイヤレスイヤホンを探している方
  • 単純にこの商品「GLIDIC 」製の「Sound Air SPT-7000」に興味がある方
  • 中価格帯(10,000円~20,000円)で完全ワイヤレスイヤホンを探している方
スポーツ向けのイヤホンとありますが、「接続性」の良さと独特の「形状」により環境音が自然に聞こえる特徴を持つことから、普段使いにもおススメです。

1. オーディオブブランド「GLIDIC」とは?


まずは、「GLIDIC」といオーディオブランドについて、紹介します。そもそもの話として、私は「GLIDIC」というブランドを数日前までまで聞いたこともありませんでした。調査し購入するキッカケとなったのは、インターネットで「防水性 完全ワイヤレスイヤホン」と検索している最中に提示された「Sound Air SPT-7000」の広告を目にしたことです。スポーツ向けという「コンセプト」とブルーを基調とした「カラー」、近未来的な「デザイン」に一目ぼれしてしまいました。

インターネットでの調査の結果、「GLIDIC」というオーディオブランドは「ソフトバンク」が手掛けており、「モバイルのためのオーディオブランド」をコンセプトに掲げていることが分かりました。このことから、以下の2点について購入前から安心できました。

  • スマートフォンとの親和性
  • 製造メーカーの信頼性(品質・サポート面)

2. 「Sound Air SPT-7000」の特徴・使用感

2-1. ランニングとの親和性

2-1-1. Run-fit形状

front-shape-of-earphone back-shape-of-earphone

「Sound Air SPT-7000」の特徴の一つに、本体部分の形状があります。

「Run-fit形状」という名称が付けられていて、以下のような効果があるそうです。

環境音が自然に聞こえるイヤホン形状。
周囲の状況が把握でき、地面への着地時に頭に響く不快な振動音を軽減し、快適なランニングを楽しめます。

公式商品ページより)

実際に自宅、通勤、ランニング時に使用した際の使用感を以下に記載します。

  • 自宅: テレビの音や生活音がかすかに聞こえる
  • 通勤: 電車の走行音やアナウンスはハッキリと聞こえ、周囲の話声がかすかに聞こえる
  • ランニング: 車の走行音はハッキリと聞こえ、自転車の走行音や自身の息遣い・着地音がかすかに聞こえる
全て音量を10~30%に設定した際の使用感です。音量を50%以上に設定した際には、音楽再生中は周囲の音はほとんど聞こえません。また、ランニング時の振動音について、公式の説明にある通り、ほとんどありません。

2-1-2. 防水性(IPX5)

「Sound Air SPT-7000」は、IPX5(詳細は以下を参照)の防水性能があり、ランニング時の汗や急な雨により不具合が生じることはありません。

IPX5とは、電子機器の防水性能に関する等級のうち、「防噴流形」、すなわち、水の噴射を直接浴びても機器本体に有害な影響がないことを表す等級である。

Weblio辞書より)

IPX5では、一般的なシャワー程度(12.5L/min)の噴流であれば最低3分間防ぐことが試験されているため、ランニング後のシャワー中にも使用可能です。しかし、水に浸した際の防水性能は保障されていないため、イヤホンを落とす・耳に水が溜まることを懸念して、シャワー中の使用は控えた方が良いと思います。
ランニング直後に撮影した写真が以下になります。私は比較的汗をかく量が多いのですが、汗によって「音質」「接続性」「装着感」に変化はありませんでした。
spt-7000-after-running

2-1-3. 動作時間・充電時間

「Sound Air SPT-7000」の動作時間・充電時間は以下の通りです。

  • 動作時間(音楽再生・通話): 8時間 ※ケーズ使用時: 26時間
  • 充電時間(イヤホン): 1時間
  • 充電時間(ケース): 2時間

取扱説明書より抜粋)

ランニングで使用する場合の動作時間としては、LSDを走ることを考慮して、最長でも5~6時間あれば十分だと思います。その点では「Sound Air SPT-7000」の動作時間は十二分と言えます。また、平日の仕事終わりなどで行うランニングの時間としては、30分~2時間程度が一般的だと思います。その点では以下の急速充電機能が非常に役に立ちます。

わずか10分間の充電で約1.5時間再生可能な「Fast Charge」を実現。ランニングの準備を整えている間に、充電も整う。

公式商品ページより)

2-2. 装着感

インナーイヤー型のイヤホンで懸念されるのが、「装着感」だと思います。

カナル型のイヤホンであれば、耳の穴に直接差し込むため「ズレる」「抜ける」といった懸念はありませんが、インナーイヤー型のイヤホンは外耳に引っ掛ける必要があるため「ズレる」「抜ける」といった懸念があります。

実際に「Sound Air SPT-7000」を使用してみた感想としては、前述の「ズレる」「抜ける」といった懸念は一切ありませんでした。むしろ、カナル型のイヤホン以上に安定感があると感じる程です。

この安定感は、公式商品ページで紹介されている「FREEBIT」というパーツによるところが大きいと感じました。

耳に優しくフィットするスタピライザー「FREEBIT®」により、ストレスフリーな装着感を実現。
ランニング時における、快適さと安定性を追求しました。
※サイズは、S/M/Lの3種類を同梱。

公式商品ページより)

「FREEBIT」は勾玉のような形状をしているパーツのことで、このパーツによって耳の穴の上に位置する溝(対耳輪下脚という部位の下)に引っ掛けることができます。このパーツによる横と下方向に対する保持力は非常に高く、頭を激しく上下左右に振った際や汗で濡れてしまった際にも、イヤホンが意図せず耳から外れるということはありませんでした。

実際に「Sound Air SPT-7000」を着用し、1キロ当たり4分前半~5分程度のランニングを行いましたが、イヤホンが「ズレる」「抜ける」ということは一切ありませんでした。(以下の画像はスマートフォン用アプリ「Nike Run Club」で測定したランニング記録です。)

running-record

2-3. 接続性

Bluetooth型のイヤホンで懸念されるのが、その「接続性」だと思います。

ランニングで人通りの多い駅前・商店街の近くを通る時や通勤時の満員電車内ではBluetoothの接続が安定せず、ストレスに感じることがあると思います。しかし、この商品については、「接続性」においてストレスに感じることはありません。

実際に自宅、通勤、ランニング時に使用した際の使用感を以下に記載します。

  • 自宅: 他のBluetooth端末やwifiを使用した環境でも、「接続が切れる」「音声が乱れる」「遅延が発生する」ことはない
  • 通勤: 人の乗り降りが激しい駅で一瞬音声が乱れることがあったが、それ以外で「接続が切れる」「音声が乱れる」「遅延が発生する」ことはない
  • ランニング: 1キロ当たり4分前半の比較的激しい運動時でも「接続が切れる」「音声が乱れる」「遅延が発生する」ことはない

安定した「接続性」を確保できるのは、「TWS Plus(True Wireless Stereo Plus)」という接続方式を採用しているところが大きいと感じました。「TWS Plus」とは左右のイヤホンとスマートフォンを個別に接続する方式のことを指しています。従来の接続方式(リレー方式)では左右のイヤホン同士が接続しており、スマートフォンと接続するのは左右のどちらか一方となっています。左右のイヤホン同士を繋ぐ際に人間の頭(水分量が多い)を挟んでいることから、左右のイヤホンで遅延が発生し、接続が不安定になることがあるようです。

TWS Plus(True Wireless Stereo Plus)でスマートフォンと接続する場合は、スマートフォン側が「Snapdragon845」以上のチップセットを搭載している必要があります。私が使用している「SONY」製の「Xperia XZ3」は「Snapdragon845」のチップセットを搭載している機種になります。

2-4. 操作性

「Sound Air SPT-7000」は左右のタッチセンサーにより下図に記載されている操作が可能です。

市場に出回っている同じ価格帯の商品では「音量コントロール」ができない商品が多いと思います。スポーツ向けという点で「音量コントロール」が可能な点は大きいポイントです。「2-1-1. Run-fit形状」で挙げたとおり、音量によって外部の音をどの程度取り込むかをコントロールできます。

また、タッチセンサーということで誤作動しないか懸念していました。しかし、タッチセンサーが本体の先端部分(耳の穴より下)にあるため、本体の位置を調整するために耳に押し込んだり、側面を掴んだ時に誤って、タッチセンサー部分に触れてしまうことはほとんどありません。

spt-7000-operation-guide

かんたんガイドより抜粋)

2-5. 音質

音質面の感想としては以下の3点が挙げており、バンドサウンドの上にヴォーカルを乗せたポップスやロックといったジャンルの曲に適している商品だと感じました。

  • 10mmのダイナミック型のドライバーユニットを搭載しており、低音域が比較的強く迫力・重厚感がある
  • インナーイヤー型のイヤホンであるため、特有の空間表現能力がカナル型のイヤホンに比べて高い
  • aptXコーデック対応のため、全ての音域で音の解像度が高く、曲の細部まで聞き分けられる(「アップル」製の「iPhone 」の場合、AACコーデックが該当します。)

実際に使用した環境と視聴した曲は以下になります。

■再生環境

  • 音楽再生端末: Xperia XZ3
  • 音楽再生アプリ: Amazon Music HD

■再生した曲(一部)

  • あまりにも素敵な夜だから([ALEXANDROS])
  • LIFE(AAA)
  • Story Brighter(BiSH)
  • The Magic Word(Dizzy Sunfist)
  • 我逢人(Mrs. GREEN APPLE)
  • WINNER(MY FIRST STORY)
  • ATLAS(PassCode)
  • 君の知らない物語(supercell)
  • 二十九、三十(クリープハイプ)
  • 不協和音(欅坂46)

2-6. 使いづらいと感じた点

ここまでは主に「Sound Air SPT-7000」の良い点をまとめましたが、数点だけ「使いづらい」と感じた点がありましたので、紹介します。

  • イヤホンの電源のON、OFFにする手段が、ケースから出す、入れることのみ
    (電源が切れた状態で手元にケースがない場合に電源を入れることができません。また、未接続状態で数分から数時間放置すると電源が切れることは確認できましたが、電源が切れるまでの間はバッテリーを消費してしまいます。)
  • 耳からイヤホンを外す際に「FREEBIT」のパーツが外れ耳に残る場合がある
    (外耳部分に残るため、カナル型のイヤホンでイヤーピースが耳の穴の中に残ることに比べたら、不快感は少ないです。)
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3. 所感

「Sound Air SPT-7000」はスポーツ(特にランニング)をする人のことを本当に良く研究して作られていると感じました。その上で、同価格帯のイヤホンと比べても音質、性能の面で遜色がなく、スポーツをする/しないに関わらず、おススメできるイヤホンだと感じました。

この記事をご覧いただき、興味を持っていただいた方は是非商品を手に取ってみてください。商品は「ソフトバンク」の公式オンラインショップや「アマゾン」からご購入いただけます。

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