【popIn Aladdin 2 レビュー】場所を取らない新時代の3in1プロジェクター

皆さんはテレビって持っていますか。

 

あるメディアの調査では、最近の10代、20代のおよそ半数以上がテレビを見ずに生活をしている、いわゆる「若者のテレビ離れ」が進んでいるそうです。

私自身も、約3年前からほとんどテレビを見ておらず、「Youtube」「Netflix」「Prime Video」「Abema」といったネットサービスでのみ動画コンテンツを視聴しています。そして、先日引っ越しを機にテレビを処分したことで、完全に「テレビ離れ」を達成しました。

ネットサービスを視聴する方法は、いくつか考えられます。 パソコンのブラウザ上で視聴する、スマホのアプリから視聴する、Amazonの「Fire TV Stick」をモニターに接続して視聴するなど様々です。

最近では、集合住宅や狭小住宅でも大画面を楽しむことができる方法として、プロジェクターで映像を壁に投影する方法も選択肢に数えられるようになりました。

本記事では、この「プロジェクターで映像を壁に投影する方法」の実現のために、おススメできる「popIn Aladdin 2(ポップインアラジン 2)」という製品を紹介したいと思います。

普通のプロジェクターとは違い、天井の引掛シーリングに設置するため、場所を取りません。また、上方から下に向かって映像を投影するため、プロジェクターと壁までの間にものが置かれていたとしても、影の映り込みがなく、より狭小住宅向きと言えます。


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popIn Aladdin(ポップインアラジン)とは


popIn Aladdin(ポップインアラジン)とは、天井の引掛シーリングに設置するタイプのプロジェクター
3つの用途で使用可能なため、「3in1プロジェクター」と呼ばれている

・プロジェクター:映像を壁に投影できる
内臓アプリで「Youtube」「Netflix」「Prime Video」といったネットサービスの利用はもちろんのこと、時計・壁紙といったインテリアの演出、パソコンやスマホの画面をキャストして投影することも可能
さらに生活リズムの改善や、フィットネス、児童用のコンテンツも多く存在する
別売りのテレビチューナーでテレビ視聴することや、「aladdin connector」でゲーム機をHDMI接続して遊ぶことも可能

・スピーカー:Bluetooth接続で音声を再生できる ※プロジェクターとの同時使用はできない
ハーマンカードン製の8Wステレオスピーカーを搭載していて、音質面は数万円のスピーカーと比べて遜色がなく、天井から降り注ぐような感覚で、音楽を体験できる

・照明:プロジェクター、スピーカーを使用しながら、LED照明としても使用することができる
昼光色・電球色・昼白色・常夜灯の4種類が利用でき、明るさもそれぞれ100段階で変更できるため、 好みに合わせやすい

画面の大きさ・高さは?


・画面の大きさ:引掛シーリングの中心部分から壁までの距離に応じて決定される
一般的な6~8畳の間取りでは、70インチ前後になる見込みです。
我が家は8畳の間取りで、長方形の短辺に映像を投影しています。事前の計測では壁から1.4mであったため76インチの想定でしたが、設置後の計測では80インチの大きさで、若干の誤差がありました。

・画面の高さ:レンズの傾斜を変更することで、画面の上辺を天井から最大0.84[m]まで下げることができる
画面の高さを上げることで、家具・家電を避けて画面を投影することが可能です。

popIn Aladdin 2の仕様

(参考画像)

※画面の大きさ(公式サイトから引用)

display_size

 

※画面の高さ(公式サイトから引用)

display_height

 

※実際の画面

display_image

 

画面の解像度は?


・解像度:1920 x 1080(フルHD)
「Netflix」は720×480(SD)、「Youtube」は1920 x 1080(フルHD)と、使用する内臓アプリの画質設定に依存します。
「Netflix」で1920 x 1080(フルHD)の映像を楽しみたい場合には、別売りの「aladdin connector」に別の端末をHDMI接続して、画面を転送する必要があります。

・明るさ:700ANSIルーメン
サンワダイレクトの「モバイルプロジェクターの選び方」というサイトでは、同じ解像度・明るさのものが10万円以上の価格で紹介されているため、ハイグレードのプロジェクターと同等の性能という認識です。
昼間でも画面を視認することは可能ですが、鮮明な映像を楽しみたい場合には、壁から画面を離すか、遮光カーテンが必要になります。

(参考画像)
※画面の解像度(Netflixで「イカゲーム」を再生)
内臓アプリ
※SD画質
display_SD
aladdin connector
+ Fire Stick TV
※フルHD画質
display_HD
※画面の明るさ(西日が差している日中に撮影)
カーテンなし display_noon
レースカーテン display_noon_with_lace_curtain
遮光カーテン display_noon_with_curtain
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普通のプロジェクターとの違いは?


・省スペース:
 普通のプロジェクターでは、平坦な置き場所を確保する必要がありますが、「popin Aladdin」は引掛シーリングに設置するタイプであるため、置き場所の確保が不要です。
また、プロジェクターを使用しない場合にも、そのまま照明として使用できるため、収納スペースも用意する必要はありません。

・コードレス:
引掛シーリングから電源が供給されるため、電源の確保が不要です。引掛シーリングは一般的な5種類の全てに対応しています。
sealing
公式サイトから引用)

・映り込みがない:
 普通のプロジェクターでは、壁との間に障害物があると画面に影が映り込みますが、「popin Aladdin」は上方から下に向けて映像を投影するため、影が映り込むことはほとんどありません。
※極端に背の高い障害物があると影が映り込む可能性がありますが、画面の前に立っても影の映り込みはないため、ライブやダンスの映像を立ったまま間近で視聴することも可能です。
shadow_image
(画面から30cmに立った様子(身長:170cm、画面の高さ:天井から35cm))

・画面の大きさ(最大値)を変更できない:
 普通のプロジェクターでは、画面から本体を遠ざけることで、画面を大きくすることが可能ですが、「popin Aladdin」は引掛シーリングに設置するタイプであるため、設置場所を変更できません。

・有線接続ができない:
普通のプロジェクターでは、パソコンやゲーム機とHDMIやVGAで有線接続して映像出力が可能ですが、「popin Aladdin」は基本的に内臓アプリを使用するか無線接続(クロームキャストなど)になります。
別売りの「aladdin connector」を使用すると、HDMI接続で検出した映像を無線で「popin Aladdin」から投影可能です。

・投影場所が限定される:
 普通のプロジェクターでは、持ち運びが可能で自由に投影する場所を選べますが、「popin Aladdin」は引掛シーリングに設置するタイプであるため、基本的に引掛シーリングから前後左右の4か所にしか投影できません。

 

プロジェクター以外のおススメの機能は?


・Aladdin Timer:
起床時間、就寝時間、一定時間操作しない場合の3つのシーンで、背景画面や音楽(自然音など)を設定できます。
電源を切っていても起床時間になると自動で起動するため、目覚まし時計変わりにもなります。
timer

・Deep Sleep:
 ヒーリングミュージックや、ASMRといった音声が再生可能です。Aladdin Timerと合わせて生活リズムの改善が図れます。(一部のコンテンツは有料です。)
deep_sleep

・美風景・壁時計

風景画像や時計を壁に投影できます。オンラインミーティングやZoomのみなどで、背景に移しておくと映像が映えて話のネタにもなります。(一部のコンテンツは有料です。)
viewerclock

どんな人におススメ?


・据え置きのテレビやモニターの代わりを探している方
前出のデメリットにも挙げた通り、持ち運びができないため、大画面のテレビやモニターに用途は近いです。

・部屋が狭い、もしくは家具・家電が多く、スペースが限られる方
 前出のメリットにも挙げた通り、引掛シーリングに設置するため、プロジェクター用のスペースを確保する必要はありません。
地面から高い位置に映像を投影することが可能なため、影の映り込みもほとんどありません。

・掃除が苦手、嫌いな方
 テレビやモニターの場合には、定期的に掃除する必要がありますが、「popin Aladdin」の場合にはシーリングライトと同様に掃除は不要です。

・ものを減らしたい、断捨離目的の方
 「popin Aladdin」は、「プロジェクター」「スピーカー」「照明」の3つの用途で使用可能ですので、テレビやスピーカーを一つに集約でき、ものを減らすことが可能です。


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(参考の間取り)

room_sample

 

その他


「リモレス」という「popin Aladdin」専用のスマートスピーカーが販売されています。

「リモレス」と「popin Aladdin」を接続することで、音声で「popin Aladdin」の操作が可能になります。実際に使用した限りでは、音声の精度はかなり悪く、「Amazon Alexa」のような音声認識後の予測は行っていない印象を受けます。

「Amazon Alexa」に「リモレス」用のコマンドを発話させて、操作するということも場合によっては可能です。


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