【Visual Studio Code】WindowsPCへのVS Codeのインストール、Git Bash、Anaconda Promptとの連携

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Visual Studio Code(以降はVS Codeと呼称する)は、Microsoft社が提供するコードエディタで、拡張機能が豊富なことから導入している方も多いと思います。

実際、私の勤務先でも日常的に使用しています。Remote SSHの拡張機能も備わっているため、自宅のPCからサーバマシン内のソースコードを編集することや、コマンドラインから実行することも可能なため、テレワーク化においても重宝します。

本記事では、VS CodeをWindowsPCへインストールする手順、およびVS CodeのターミナルからGit Bash、Anaconda Promptを呼び出す設定方法を紹介します。

Git Bash、Anaconda Promptについて興味のある方は、以下の記事も合わせてご覧ください。VS Codeと同様に、昨今の開発現場では欠かせないプラットフォームとなっています。

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インストール環境

OS: Windows 10 Home (64bit)
CPU: Intel Core i7-9750H

1. VS Codeのインストール


1-1. 公式のダウンロードページにアクセスする

1-2. 「User Installer」から自分の環境にあったリンクを選択する

PCを使用する他のユーザが、VS Codeを使用できるようにしたい場合は、「System Installer」を選択してください。
「zip」の場合は、インストールせずにファイルを展開するのみで使用可能となりますが、バージョンの自動更新などは行えないため、お勧めしません。

vscode_download_link_1

1-3. 「Download for Windows」を選択する

vscode_download_link_2

1-4. ダウンロードしたインストーラ「VSCodeUserSetup-*.exe」を実行する

1-5. インストールウィザードが立ち上がるのでないように項目に目を通しながら、インストールを進める

install_vscode

デフォルト状態から設定を変更する必要はありませんが、上記④で「エクスプローラーの○○コンテキストメニューに[Code で開く]アクションを追加する」にチェックを入れておくと、ファイル・フォルダを右クリックメニューから直接VS Codeで開くことが可能になります。
open_vscode_through_context
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2. Git Bashとの連携


2-1. VS Codeの拡張機能「Shell launcher」をインストールする

2-1-1. ブロックのアイコンメニューを選択し、検索バーに「Shell launcher」と入力する

search_shell_launcher

 

2-1-2. 「Shell launcher」を選択し、「Install」を選択する

install_shell_launcher

2-2. 「Shell launcher」の設定を変更する

2-2-1. 「Shell launcher」の歯車アイコンを選択し、「Extension Settings」を選択する

open_settings_shell_launcher

 

2-2-2. 「Shell launcher > Shells: Windows」の「Edit in settings.json」を選択する

edit_setting_json_in_shell_launcher

 

2-2-3. 「shellLauncher.shells.windows」内の「”label”: “Git bash” 」直上のパスを、「GitBash」の実行ファイル「bash.exe」のものに書き換える

edit_git_bash_path_in_shell_launcher

パス区切りのバックスラッシュは。VS Code内ではエスケープ文字として扱われるため、二つ重ねて記述する必要があります。
「git-bash.exe」を指定した場合は、VS Code内のターミナルではなく別ウィンドウでGitBashが立ち上がります。

 

2-2-4. 「Ctrl」+「s」で「settings.json」の変更を保存する

2-2-5. 「Ctrl」+「Shift」+「p」コマンドパレットを開き、「Shell Launcher: Launch」と打ち込み実行する

run_shell_launcher

 

2-2-6. 有効な実行環境が列挙されるので、”Git Bash”を選択する

run_git_bash_in_shell_launcher

 

2-2-7. ターミナル上に「GitBash」が立ち上がったことが確認できる

check_git_bash_in_shell_launcher

 

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3. Anaconda Promptとの連携


3-1. 「Anaconda Prompt」の起動設定を確認する

3-1-1. Windowsメニューから「Anaconda Prompt」を右クリックし、「ファイルの場所を開く」を選択する

open_Anaconda_Prompt

 

3-1-2. 「Anaconda Prompt」のショートカットを右クリックし、「リンク先」の文字列をコピーする

check_link_Anaconda_Prompt

 

3-1-3. 「Anaconda Prompt」のショートカットを右クリックし、「リンク先」の文字列をコピーする

「リンク先」の文字列は通常では下記のようなフォーマットとなっています。
%windir%\System32\cmd.exe “/K” C:\Users\{user}\anaconda3\Scripts\activate.bat C:\Users\{user}\anaconda3
3-1-4. 手順2-2-3と同様の手順で「Shell launcher」の「settings.json」内に「Anaconda Prompt」の項目を新規追加する
手順3-1-3でコピーした文字列をスペース区切りで分割し、下記のようなブロックを作成します。
「cmd.exe」のパスは”shell”に、それ以外はpythonのリスト形式で”args”に記述することで、
「Anaconda Prompt」のショートカット実行時の挙動を再現できます。
“label”はコマンドパレット上の表示名に影響するのみで、任意の名前で構いません。{
“shell”: “C:\\Windows\\System32\\cmd.exe”,
“args”: [“/K”, “C:\\Users\\{user}\\anaconda3\\Scripts\\activate.bat”, “C:\\Users\\thosh\\anaconda3”],
“label”: “Anaconda Prompt”
}
3-1-5. 手順2-2-5.と同様に「Ctrl」+「Shift」+「p」でコマンドパレットを開き、「Shell Launcher: Launch」で「Anaconda Prompt」を実行する
ターミナル上に「Anaconda Prompt」が立ち上がったことが確認できる
check_Anaconda_Prompt_in_shell_launcher
仮想環境はデフォルトのものがアクティベートされます。
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