WordPressへのソースコード埋め込み~GitHub Gistを使用する方法~

WordPressに実行コマンドやソースコードを埋め込む際に、以下のようなブロックを作成し、直接記述している方が多く見受けられます。

out_str = “Hello World!!”
print(out_str)
実際に私もブログ開設当初はソースコードを直接記述していましたが、以下のように不便に感じることが多く、「GitHub Gist」(以下、「Gist」とします)で生成したコードを埋め込む方式に乗り換えました。
  • ブロックのスタイル設定を毎回行う必要があり、全てのフォーマットを統一させるのに手間がかかる
  • ソースコードを更新するたびに「WordPressにログイン」->「投稿ページを編集」という手順を踏む必要がある
  • ソースコードを更新した後に記事内容を更新している場合、ソースコードのみリビジョンを戻すことが困難
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「Gist」を使用することで、以下のようなメリットがあります。

  • 品質面: ソースコードのフォーマットを統一することができる
  • 管理面: ソースコード単体でバージョン管理することで、ブログ記事から独立して管理できる
  • 拡張性: 複数の記事に同一のソースコードを埋め込む際に、埋め込みコードをコピーするのみで対応できる
  • 利便性: WordPressにログインすることなく、GitHub上の操作のみでブログ記事上のソースコードを更新できる

「Gist」の埋め込みコードを使用した場合の表示フォーマット

「Gist」の埋め込みコードを使用して作成したブログ記事のサンプルとしては、以下の記事をご覧ください。
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motor-driver-test
GitHubアカウントを既にお持ちの方はログインした状態で、手順1-2からご覧ください。

導入手順


1. GitHubアカウント作成

1-1-1. GitHubの公式ページにアクセス

github-signup-top

1-1-2. 「ユーザ名」「メールアドレス」「パスワード」を入力

  • ユーザ名(Username): 任意の名前を入力 ※既にサーバ上に存在する名前は使用できません
  • メールアドレス(Email): 任意のメールアドレスを入力 ※入力したメールアドレスに認証情報が送られてきます。
  • パスワード(Password):任意のパスワード ※15文字以上 or 8文字以上、かつ数字と小文字を含む組み合わせ

github-signup-add-info

1-1-3. 「Sign up for GitHub」をクリック

1-1-4. 遷移先ページ「Create your account」の中央部分の「検証開始」をクリックし、問題に回答

github-verify-your-account

 

1-1-5. 「Next: Select a plan」をクリック

github-verified-your-account

※メールでの更新情報を希望される場合は「Email preferences」にチェックしてください

1-1-6. 遷移先ページ「Choose a plan」の左側の「Choose Free」をクリック

github-select-plan

右側は有料のプランになります

1-1-7. 「Welcome to GitHub」と表示されたページに遷移されればアカウント作成手順は完了

github-sign-up-done

1-1-8. 登録したメールアドレスに届いたメール(タイトル: [GitHub] Please verify your email address.」)を開く

github-email-verification

1-1-9. 「Create a new repository」と表示されたページに遷移されればメールアドレスの認証は完了

github-email-verification-done

「Gist」のみ使用する場合はリポジトリの作成は不要です
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2. Gist作成

2-1. Gist作成ページにアクセス

create-github-gist

2-2. 「ファイル名」を入力

create-github-gist-name

2-3. 「ソースコード」を記述

create-github-gist-src

2-4. 画面右下の黄色ボタン「Create secret gist」をクリック

「Gist」を「GitHub」上でも公開する場合は、「Create public gist」をクリックします
2-5. 遷移先ページの右上「Embed」に表示されている埋め込み用コードをコピーする
create-github-gist-get-code

2-6. 手順2-5でコピーした埋め込み用コードを本文中に貼り付ける

埋め込み用コードを貼り付ける際は「テキストエディタ」形式でページを編集します。「ビジュアルエディタ」形式の場合、ソースコードが記事に反映されません。

(テキストエディタ形式)

create-github-gist-get-code-embed

(ビジュアルエディタ形式)

(プレビュー画面)

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