本記事では、Visual Studio Code(以降はVS Codeと呼称する)上で、JupyterNotebookを作成・実行する方法を紹介します。
JupyterNotebookはpythonスクリプトをGUIライクの環境で、小さなブロック単位で記述・実行できるフォーマットです。pythonスクリプトの作成と試験を同時に行いながら、開発を進められるため、pythonの学習や、研究開発時に重宝します。
通常JupyterNotebookは、ブラウザ上で作成することを想定されていますが、VS Codeの拡張機能を導入することにより、VS Code上で作成することが可能になります。VS Code上で作成するメリットとしては、「検索・置換」「予測変換・コードスニペット」といった機能をそのまま使用できる点が挙げられます。
VS Code、JupyterNotebookをまだ導入されていないという方は、以下の記事を参考に、まずはインストールを済ませてください。
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動作確認環境
CPU: Intel Core i7-9750H
VS Code: version 1.53
1. 拡張機能「Python」のインストール
1-1. ブロックのアイコンメニューを選択し、検索バーに「python」と入力する
1-2. 「install」ボタンをクリックし、「Uninstall」に表示が変わることを確認する
2. JupyterNotebookの作成・実行のインストール
2-1. 「File」タブの「New File」を選択する
2-2. 「Ctrl」+「s」で新規作成したファイルを保存します。「ファイル名」は任意の名前、ファイルの種類はJupyter(*.ipynb)を選択する
2-3. VS Code上に表示されたダイアログで「Trust」を選択する



「▷▷」アイコンで全てのブロックを実行、「▷↓」アイコンで選択したブロックより下の全てのブロックを実行できます。「Shift」+「Enter」で1ブロックのみを実行することも可能です。
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