この記事では、Raspberry Piをファイルサーバ化する方法をご紹介します。
ファイルサーバ化することで、別のクライアントマシンのエクスプローラからRaspberry Piのストレージ領域に直接アクセスすることが可能となります。
1. Raspberry Piの設定
1-1. 前準備
sambaはaptでインストールします。そのため、Raspberry Piのターミナル上で、以下のコマンドを実行し、最新のパッケージ情報を取得可能な状態とする必要があります。
1-2. sambaのインストール
Raspberry Piのターミナル上で、以下のコマンドを実行する。
インストール途中で、以下のような画面が表示されたら「いいえ」を選択する。
1-3. アクセスユーザ設定
1-3-1. ユーザ作成
Raspberry Piのターミナル上で、以下のコマンドを実行する。
1-3-2. パスワード設定
手順1-3-1のコマンド実行直後にパスワードの入力を2回求められるため、任意のパスワードを設定する。
1-3-3. アクセス制限
sambaの設定ファイルを編集することで、サーバへのアクセスを制限する。
1. 設定ファイルのバックアップをとる
2. 設定ファイルを開く
3. アクセス元のIPアドレスを追加する
4. ホームディレクトリのアクセス制限情報を変更する
5. 設定ファイルを保存する(viエディタ上で「Esc」->「wq」->「Enter」とキー入力する)
1-4. サーバの再起動
Raspberry Piのターミナル上で、以下のコマンドを実行する。
2. サーバへの接続確認
1. エクスプローラのURL欄に「\\{ip_address(server)}\{user_name}」を入力する
2. アクセス情報を聞かれたら、手順1-3-1, 1-3-2で設定したユーザ名とパスワードを入力する
3. エクスプローラから、Raspberry Piのホームディレクトリが参照できることを確認する